樹勢回復

今、日本の松が弱っています

 私たち日本人にとって、松は古くから生活と深く関わってきました。また、縁起の良いものとされ長寿や繁栄を表します。しかし、今その松が弱って姿を消しつつあります。そこで弱った松を回復させるために、菌根菌と松の共生関係に着目しました。菌根菌は、他の雑菌が住みにくいアルカリ性土壌でも育つことができるため、アルカリ性の木炭を土の中に入れると菌根菌が生育しやすい環境となります。
 菌根は、木炭や土中に含まれるミネラル分を吸収し松へ供給し、松は菌根に炭水化物を供給します。この共生関係を構築することで松の樹勢を回復させます。樹勢回復で使用する木炭『炭八』は、廃木材を再利用した樹勢回復に適した木炭です。
 大切な緑を守るために……『炭八』を使って樹を元気にしませんか?

元気になったクロマツ

クロマツの根から発生した菌根菌の子実体( コツブタケ)

松の根に共生する菌根菌


黒松の樹勢回復工事を施工

 近年、全国的に松の樹勢が弱まりつつあります。環境の変化等、様々なことがその要因として挙げられています。毎年全国から多くの参拝者が訪れる出雲大社の黒松にも、同様の傾向が見られ始め出雲大社の黒松の樹勢回復工事が始まりました。
 最初に拝殿周辺の黒松にご使用いただいた結果、半年後には見事に樹勢の回復が見られたため、引き続き参道の黒松にもご使用いただきました。出雲大社の黒松を、ご縁あって、お守り申し上げることは、この地に育てられてきた私たちの誇りであり、また務めでもあると感じております。変わらぬ黒松の雄々しい姿は私たちの心の糧であり、安らぎでもあります。
 この美い姿が、永く後の世に伝えられてゆくことを願い、この尊い機会をいただきましたことに心から感謝を申し上げます。

平成16年4月 個人宅の樹木に炭八改良を開始
17年3月 出雲大社様(拝殿周辺の松、参道の松)
3月 出雲教様(相生の松)
3月 旧平田本陣記念館様(駐車場松)
12月 出雲大社様(参道の松)
18年1月 出雲大社摂社、命主社様(ムクノキ)
3月 熊野大社様
9月 須佐神社様「大杉」
11月 三瓶山「定めの松」(天然記念物)
11月 島根県立浜山公園内(県工事)
19年1月 段部しだれ桜(天然記念物)